今年も2021年を振り返りながら、「経営理念」の再確認、「今年の取り組み」について考えてみた。昨年と進む方向性は大きな変化はないが、新型コロナの影響を受けている事業者の方々の経営改善支援、事業継続支援について支援策の修得、適切な支援などに心がけていきたいと思っている。
◆2021年の振り返りと2022年の活動について、
事業承継関連では、事業承継・引継ぎ支援センター(那覇商工会議所)のコーディネーターとして、事業承継の相談窓口や4社の事業承継計画の作成、金融機関への推進活動などを行いました。この名の影響でなかなかプッシュ型の活動ができにくかった。5月から9月まではテレワークも経験した。
2022年も県内の事業者/支援者に対しての事業承継の推進活動は活動の中心となる。
農業経営支援関連では、沖縄県農業会議(沖縄県担い手育成総合支援協議会)沖縄県農業経営相談所専門家として、6農業生産者へ経営課題の整理、経営戦略や事業計画の作成支援を行いました。また、沖縄県6次産業化サポートセンターの6次産業化プランナーとして、4農業生産者へ経営経営支援を行いました。
2021年は若手の農業事業者さんへの支援が多かった、2022年も引き続き支援活動を行い、農業を盛り上げていければと思う。これも活動の中心となる。
中小企業経営支援関連では、8月に中小機構で応募のあった中小企業経営アドバイザーに応募して、採用され10月から非常勤で務めている。本格的な活動は2022年からになると思う。
事業再構築補助金申請支援関連では、計5社支援した。補助金申請支援は、ほとんど行わないが、今回はいろいろな意味で新たな取り組みでもあり、申請要望のある知っている事業者さんのみ支援をした。事業計画の作成支援が主になるが、かなりの時間をかけて作成した。今のところすべて採択通知をもらっている。2021年の仕事の大きな変化であった。
2022年は、補助金の支援活動は積極的には行わず、知り合いのやる気のある事業者さんの要望があれば取り組んでいこうと思っている。
健康面では、ウオーキングを続けた。年間で毎日平均歩数が10,000歩を超えた。よく歩く道が西町の事務所~三重城~波の上宮~波の上ビーチの往復であった。海沿いの道はすごく気持ちが良い。天気が良ければ、できるだけこのコースを歩き続けた。往復約8kmである。波の上宮でのお祈りも行っている。
健康面でほもう一つ、5~8月にかけてストレッチに毎週通った。肩こりが治ったことや体感改善ができたと思う。
2022年もウオーキングは継続していこうと思う。波の上宮と天久宮への神社参拝もできる限り行いたい。一日平均歩数10,000歩は目標とする。最近始めたボーリングやゴルフもゆるりとやっていきたい。
沖縄離島めぐりについては、コロナの影響でなかなか移動ができなかったが、ゴールデンウイークに伊平屋と本島北部に、10月末から11月初旬に北大東~南大東へ行った。やはり海がきれいなことと自然がいっぱいあった。やさしく素朴な島民の方との接触なども体験できた。
コロナの影響で移動の制約はあるが、できるだけ離島めぐりは続けたい。残すところは、「渡名喜、粟国、多良間、新城、鳩間、伊是名」、鹿児島の離島も「徳之島、屋久島、k種子島」などが訪問したい候補の島です。
以下、昨年と変わりません。
◆経営理念:
地域中小企業の強み活かす知的資産経営活用による企業力アップの支援を中心に、企業のライフステージの成長過程「創業・起業~経営安定・企業成長~経営改善・企業再生~事業承継」に合わせた支援を通じて、外部環境の変化に柔軟に対応できる自立した地域中小企業を育成し、地域経済の発展に寄与する。
◆取り組み概要:
- 活動地域は、沖縄県を中心に首都圏とします。
- 沖縄県は離島を含めて全域とします。本島は中南部を中心に、離島は石垣島、宮古島を中心に久米島、伊江島、伊是名島などで活動しています。
- 首都圏では東京、神奈川、埼玉などで活動しています。(2020年度~終息まで、新型コロナの影響もあり、沖縄県が中心となっております。)
2. 支援活動は、企業のライフステージの成長過程 『創業・起業~経営安定・企業成長~経営改善・企業再生~事業承継』 に合わせた支援を行います。
具体的にはライフステージごとに知的資産経営を活用した戦略策定・事業運営支援、計画作成支援、資金繰り・資金調達支援、農業経営支援、事業承継が中心になります。
- 戦略策定・事業運営支援は、次のような流れで支援します。
1)事業の業務の流れや会社の沿革を分析することにより、企業の競争力の源泉となる「強み(知的資産)」を認識し、有効に組み合わせ活用します。
※知的資産と知的資産経営とは、
「知的資産」とは、人材、技術、組織力、顧客とのネットワーク、ブランド等の目に見えない資産のことで、企業の競争力の源泉となるものです。
これは、特許やノウハウなどの「知的財産」だけではなく、組織や人材、ネットワークなどの企業の強みとなる資産を総称する幅広い考え方であることに注意が必要です。
さらに、このような企業に固有の知的資産を認識し、有効に組み合わせて活用していくことを通じて収益につなげる経営を「知的資産経営」と呼びます。(経済産業省HPより)
2)経営理念とビジョン(あるべき姿)を再認識し見えるかする。経営理念により会社が進むべき方向性を再確認し、ビジョンにより経営方針を示し、従業員へ経営の方向性を明確にします。
3)経営戦略を立案する。自社の経営資源と外部環境を分析することから積極的に取り組む商品・サービスとマーケット(ターゲット)を明確にする。また、差別化・改善・撤退事項などについても明確にします。(SWOT分析)
4)行動計画を作成する(戦術を立てる)。販売管理(商品・サービス、価格・販売経路・販売促進-4P分析)、新商品開発・販路開拓、業務フロー、人事組織化、財務・資金繰りなどの視点から行動計画を作成する。
5)PDCAのサイクルを回す。定期的(月次)にPDCAを回せるように会社にあった計数管理・行動管理・KPI管理などの報告様式を作成し、それに基づきPDCAを回す。
- 計画作成支援はいろいろな分野で取り組んでいます。例えば、事業計画、経営改善計画、経営革新計画、事業承継計画、経営力向上計画などの作成に対して、知的資産経営を活用しながら行います。事業価値向上の仕組み分析についても必要に応じて支援する。
- 資金繰り・資金調達支援は事業者さんの財務状況、財務構造などから資金繰りや資金調達のアドバイスを行います。必要があれば金融機関にも同行し、一緒に各種資料作成支援、説明補助をします。
- 農業経営支援は6次産業化が中心になります。総合化事業化計画の作成支援、生産・加工・販売の過程でどのように付加価値を上げていくかなどアドバイスを行います。
- 事業承継での支援は、事業の継続成長のために早期の取り組みの推奨や事業を承継するためのポイントを事業者に話したり、セミナーなどで伝えています。事業承継計画が必要の事業者さんにはハンズオンで一緒に事業承継計画を作成しています。
今年度においても今までの経験・実績を活用し、支援をいっそう進化させて取り組んでいきます。
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